
アヴィニヨンTGV駅からトゥ−ルまで約3時間。
移動時間は、ムッシュ木場にとって大切な自分の時間。
意外にも本が大好き。
日本を発つとき、本屋さんで5冊の本を購入しました。
飛行機の中、列車の移動時間などは読書タイム。
日本に帰国する時には、全て読破。
こんな時間が、実は大切だったりするのです。

トゥ−ルから車で30分のアンボワ―ズというところに宿泊します。
ここはロワール川沿いにある街。
-thumbnail2.jpg?d=a0)
「アンボワ―ズ城」やフランソワ1世に招かれた
レオナルド・ダ・ヴィンチが、
晩年を過ごした「クロリュッセ」があります。
というか・・あるらしいです。
残念ながら、今回は時間の都合で行けずじまい。
ただ、ホテルからアンボワ―ズ城の城壁が見えました。
-thumbnail2.jpg?d=a0)
アンボワ―ズから20分。
トゥ−ル市郊外にルムニエの工房があります。

厳重な自動開閉の門扉に囲まれたルムニエのチーズ工房。
-thumbnail2.jpg?d=a0)
「ルドルフ・ルムニエ」
若干34歳で、M.O.F(フランス国家最優秀職人章)を
受章した人物。

昨年11月、ムッシュ木場と一緒に小学校で講師を務めたり、
ボワ・エ・デュポンではコラボレーションのフェアをし、
大好評でした。彼の仕事ぶりはとても素晴らしく、
彼の熟成したチーズが美味しかったのもあって、
どんなところで仕事をしているのか・・
ムッシュ木場は興味津津。
そして今回、彼の工房で再会が実現、大歓迎してくれました。

工房の中に入ると・・
熟成室の扉が何枚も並んでいます。

-thumbnail2.jpg?d=a0)
-thumbnail2.jpg?d=a1)
チーズによって、部屋ごとに温度や明るさなど変えているのです。
熟成度が命。
それは彼の腕にかかっているわけですが、
それが認められてのM.O.F受章。

出荷するタイミングも冷蔵庫の中ではかっています。

ルムニエが切ってくれている「コンテ」というチーズ。
ボワ・エ・デュポンのフェアーの時も出していましたが、
これこそ彼の真骨頂。
マイルドだけどいろいろな味がして、本当に美味しい・・。
-thumbnail2.jpg?d=a0)
他にも、シェーブルやミモレット、ブルーチーズ・・etc
シェーブルのニオイが大嫌いな私ですが、
ルムニエのシェーブルは大好きです。

ちいさな家が1軒買えるという、移動販売車。
タイヤが写っていないと、普通のお店の造りそのままです。
曜日によって、いろいろなマルシェに出掛けます。



ここは、トゥール市内の常設市場にあるルムニエのお店。
常時、300種類のチーズがケーキのように並んでいます。
ルムニエの妹さんが店長。すごい規模でした。
-thumbnail2.jpg?d=a1)
4月に生まれたばかりのテオドールくんと奥様。
奥様はブリュッセルご出身。これまた何かのご縁を感じました。

お人形のようなテオドールくん。
家族が増えて、これからが本当に楽しみです。

今年も11月に来日します。
その折には、再びボワ・エ・デュポンでフェアーをすることが決定。
今度は、どんなメニュー、パフォーマンスが登場するのか・・
今から楽しみでなりません!
さて、次回はいよいよ「旅の思い出」の最終回。
この記事へのコメント
コメントを書く