
梅雨なのに、真夏のような日々・・。
その谷間の1日、大分・別府港に着いた。
最近、香川県の名産物や特産物に関して考えさせられる機会が仕事上
多くなった。うどんが有名なことは誰もが知るところ・・。
他にも評価されるべき物産がたくさんありながら、なかなか認められる機会が少ないことはとても残念に思う。
そこで、今回視察と勉強をかねて湯布院に行く機会に恵まれた。
以前は隔離された場所だったところが、今に至っては日本を代表する
憧れの温泉地となった所以は一体何処にあるのだろうか・・。
決して大きな街ではない。



ただ、この街には中心になるべき歴史ある名旅館の存在がある。
「亀の井別荘」と
「玉の湯」である。

競合はしていない。
湯布院の発展の為に融合している。

地元の朝どり野菜は、このような素敵な場所で大きな竹ざる等に並べられ売られている。種類も数も多くないが、それはそれは・・
新鮮で美味しそう。
地元の材料を使ったジャムや佃煮、竹製品、大分名産品などが並ぶ
センスのよいセレクトショップや特産のゆずやカボスを使ったスイーツや飲み物が楽しめるカフェ、地元野菜や地鶏・豊後牛などを使ったお料理が頂ける食事処が隣接している。そして、このような場所は宿泊者以外も自由に出入りでき、楽しめるようになっているのだ。
思わず消費意欲に火がつく(笑)。

地元のかわのさんご夫妻に案内して頂いて、「
亀の井別荘」のご主人とお話させて頂くことができた。
飾り気のない人柄に、ムッシュ木場も親しみを覚える。
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流れるきれいな川べりには、クレソンが・・。
誰が採っても大丈夫なのだとか。
近ければなぁ・・と、ムッシュ木場思わずボヤく。
この後、地元農家の赤坂さんを訪ねた。
湯布院で消費するだけの野菜しか作れないという。
ここは標高も高い盆地なので、冬は相当雪が積もるらしい・・。
田んぼばかりで畑は少ない。
それでも、試行錯誤しながら頼まれた野菜を丁寧に作って
いらっしゃる。地元で作ったものを地元で消費する。
そこには会話が生まれ、いろいろな相乗効果も期待できるのだ。
湯布院から30分ほど車を走らせた塚原高原では、身体に優しく、
日本ならではの、土地ならではのチーズ作りをされている
「
クックヒルファーム」の上浦さんにお会いした。
東京のご出身ながら、この土地にほれ込んでチーズ工房を作られた
上浦さん。
品数をぐっと絞り、風土に合ったものだけをひとつひとつ丁寧に
作られているそのチーズの味は、全て食べ易く、優しいものだった。
それぞれが、それぞれの場所で頑張りながら、互いに認め合う。
大分県も「一村一品」に力を入れているようだ。
普段からパワーあふれるムッシュ木場もタジタジなくらい、
皆さんイキイキしていて・・とにかく、スゴイのです。

歴史は浅いけど、湯布院御三家入りしている「
山荘 無量塔」も
外せない。支配人の森山さんにお会いできた。
斬新でモダン。
慣れない静かな空間に思わず背筋が伸びるが、
森山さんの笑顔に緊張がほぐれた。

お客様をもてなす心は、どこへ行ってもピカイチ。
人が集まるには、人が集まる理由や魅力があるのだ。
この街はリピーターが多い。
私も漏れなくそのひとり。
選ばれるための努力を街全体が一つの単位となってできたから、
湯布院の今があるのだろう・・。
香川県にだって誇れるものはたくさんある。
広め、認め合う為の多くのヒントが湯布院にはあったように思う。
もちろん、レストランにも通ずることばかり。
本当に勉強になった。
今回は残念ながら宿泊できなかったが、「再度ゆっくり訪れたいと思う街だった・・。」と、ムッシュ木場が珍しくリベンジを誓った。
顔の広いかわのさんのお陰で、短い滞在時間をとても充実なものとすることができた。
人の出会いは、瞬時に世界を広げてくれる・・。